奥浜名湖の女

唄:再生
オケ:再生

 1、水面に重たく 霧が流れて
  たたずむ女の まつ毛を濡らす
  許されぬ 愛にすがれば 
  幸せ一つ 壊してしまう
  岸辺の葦の 笹葉も枯れて
  奥浜名湖は 冬の装い

2、連添い飛び立つ 鴨の羽音に
 振り向く女の うなじも痩せて
 あの人の 愛に抱かれて
 激しく燃えて 燃え尽くしたい
 薄墨色の 山なみ写し
 奥浜名湖は やがて暮れゆく

3、夜明けの水面は 霧に隠れて
 旅立つ女の 行方を阻む
 あの人に 逢えば再び
 血潮が燃えて この身を焦がす
 素肌にうずく 想いを捨てて
 見知らぬ街で 春を待ちたい